レオナルドダヴィンチ【最後の晩餐】に隠された謎 都市伝説を究明!

レオナルド・ダヴィンチの名作「最後の晩餐」ですが、

イエス・キリストの処刑前夜に、使徒12人と食卓を囲む様子が描かれた作品で、美術史に残る傑作であると言われています。

この記事では、「最後の晩餐」に隠された謎に迫っていきたいと思います。

目次

作品概要

1495~98年の間に描かれた作品で。ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の当時食堂だった空間に描かれた壁画です。

食堂に描かれたため、当時の食事の油や第二次世界大戦での空爆などにより、絵画が現存しているのが「奇跡」だと言われているほど、保存状態は悪い状態です。

何年もかけて何度も修復や書き足しを重ねられ、現在の姿で残っているため、オリジナルな部分は2割ほどしかないと言われています。

「最後の晩餐」というタイトルの意味については、イエス・キリストが処刑される前に食べた最後の食事だったからです。

最後の晩餐のストーリー

【最後の晩餐】とは、イエス・キリストの生涯を記したキリスト教の正典「新約聖書」のエピソードの一つです。

キリスト教の聖地とされるエルサレムが舞台となっています。

元々、エルサレムはユダヤ人の土地でしたが、ローマ帝国に支配され、ローマの州の一つと言う位置付けとなりました。そんなローマ支配の中で、ユダヤ人の救世主として誕生したのがイエス・キリストです。

しかし、そのイエス・キリストのカリスマ性の高さや影響力が徐々に危険視され、ローマ兵に追われる身となっていました。

最後の晩餐は、その様な危機的状況の中で、「ペサハ(過越祭)」と呼ばれるユダヤ教の祝日に開かれたキリストと12人の弟子による晩餐会が舞台です。

それまで和やかな雰囲気だった晩餐会は、《この中に裏切り者がいる。私と同時に食べ物を鉢に浸した人物がその人だ》というキリストの発言で一変します。

レオナルドの【最後の晩餐】では、その言葉を巡って12使徒が混乱、動揺、反応する様子が見事に表現されています。

イエスを裏切り、ローマ兵に居場所をリークしたのは12使徒の一人「イスカリオテのユダ」です。イエスを敵視していたユダヤの祭司長たちに、銀貨30枚を報酬にイエスを売り渡したのです。

最後の晩餐の謎

音符が隠れている

画家の他に、音楽家としても活躍していたレオナルドダヴィンチが最後の晩餐の中に音符を隠したのではないかと言われています。

使徒の手や、食卓に置かれたパンをマーキングすると、楽譜になるようなのです。

当時、レオナルドダヴィンチは楽譜を右から左に書いていたという情報があるため、右から左に向けて実際に弾いてみると、聖歌のようなきれいなメロディーの中に、一カ所だけ不協和音が混じっている子事に気が付きます。

その不協和音の位置を見てみると、キリストを裏切ったとされている「イスカリオテのユダ」の手の位置になるのです。

ダヴィンチはそこまで考えてこの絵を描いたのでしょうか。

絵に隠された矛盾点

ダヴィンチが描いた最後の晩餐には、新約聖書と明らかに矛盾していることがいくつもあるというのです。

ユダの右手には、イエスキリストをリークした報酬である、30枚の銀貨が握られていると言われています。

新約聖書では、最後の晩餐の後に、ユダがイエスキリストの居場所を教えて、その報酬として銀貨を手に入れたと記されているのですが、この時点でユダが報酬を持っているのはおかしいのではないかと言われています。

その他にも、最後の晩餐は、「ペサハ(過越祭)」と呼ばれるユダヤ教の祝日に開かれた食事なのですが、このペサパでは、羊の肉と、薄く硬いせんべいのようなパンを食べる決まりになっています。

しかし、この絵に描かれたテーブルの上には、丸いパンであったり、魚料理が乗っています。

その他にも、晩餐でありながらも窓の外は明るく、朝若しくは昼なのではないかとされています。

このような数多い矛盾点から、この絵は最後の晩餐を描いた絵ではないのではないかという説が上がっています。

では何の絵なのかというと、有力なのは、イエスキリストが処刑された3日後に復活した後に行った食事なのではないかと言われています。

ユダは裏切り物ではない

ユダの後ろに顔を出しているのが使徒のひとり「ペトロ」とされています。

ペトロは右手にナイフを持っているのですが、裏切り者のユダをナイフで殺そうとしているのではないかと言われているのですが、ナイフの向きが外を向いて描かれています。

そのため、ユダが裏切り者ではなく、別の裏切り者がいることを示しているのではないかと言われています。

本当の裏切り者が誰なのかをダヴィンチは知っていて、絵に矛盾点をいくつもちりばめて伝えようとしていたのかもしれません。

2000年後の予言

最後の晩餐の絵の上部に、ある予言が隠されていることを発見しました。

上部の半円形の壁に数学と占星術のパズルが描かれているというのです。

よく見ると、アルファベットのような書き込みがあります。

このアルファベットは、ダヴィンチが24時間を表すときに使っていた、ラテンアルファベットと呼ばれるもののようです。

さらに。西洋占星術で使われる絵も描かれており、これらの暗号を解読すると、4006年3月21に世界的な大洪水が起こり、4006年11月1に人類は滅亡する。と描かれているというのです。

2000年後のことなので、どうなるかわかりませんが、ありえないとも言い切れないのではないでしょうか。

まとめ

数多くの画家が描いてきた最後の晩餐ですが、

ダヴィンチの絵には謎が多く、その謎すべてに意味があるように感じました。

画家でもあり、音楽家でもあり、数学、天文学等あらゆる学問に精通していたということですので、私たちにはわからない何かを知っていた可能性はあると思います。

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