お迎え現象とは何か
死を予知する能力を言います。
大きく2パターンあり、
- 本人が死を予知して、行動を起こすパターン
- 本人の周りの人や物が予知したり、現象を見るパターン
に分けられます。
患者が起きている際に体験する場合もあれば、非常に鮮明な「夢」として睡眠中に体験する事例も多く報告されています。
お迎え現象の体験談
私の母は誤嚥性肺炎になって入院。その後2週間で他界しましたが、入院中にオンライン面会や電話で話をしてきた中では、ボケている様子もなく普通でした。
そんな中、ある朝、母が私に電話をしてきたので話をしていると、母が「今日、家に送ってくれるって言ってるよ。だから家に行って待っててね。」と、言っていました。
それを聞いて、「家に帰る?一時帰宅?病院から連絡きてないぞ?」と疑問いっぱいになり、「誰が言ってるの?」と聞き返しました。
その時の母の回答は、「誰か知らない人が来ていて、車で家に送ってくれる」とのこと。
私から「その人と直接話をするから電話を替わってくれるか」と伝えたところ、少し待った後に「忙しくて替われないみたい」と言っていました。
頭の中が「???」と、なりつつも電話を一旦切って病院へ確認をしたところ、病院から一時帰宅の話をしたことはなく、面会に来た人はいない(そもそもコロナで面会できない・・)とのことでした。
当時の母は、(誤嚥性肺炎にかかって発熱はしていましたが、)意識朦朧とかボケているといった様子はなく、本当に誰かが見えていて会話したようでした。
(それまで母が記憶違いや意味不明なことを言ったこともありませんでした。)
その出来事の5日後、母は眠るように他界しました。
私は、母の死がすぐにあったことをみて、上記で母が見ていたことが間違いなく「お迎え現象」であったことを確信しました。
【お迎え現象】に医学的根拠はあるの?
医学的には、呼吸が弱くなり、酸素が取り入れられなくなったことで引き起こされる現象と言われています。
脳に行き渡る酸素が少なくなっているため、脳に酸素を送ろうとあくびを頻回にする様子も見られます。
脳が正常に働かなくなったことによる、せん妄の一種、幻覚、あるいは夢として解釈されています。
ベッドで静かな療養生活を送っていた患者さんが、ある日を境に急に大声を出したり、奇声を発したりするケースもあり、「幻覚」や「幻聴」が患者さんを襲っているのだと想定しています。
体が弱り、多臓器不全の状態になると、脳にも大きなダメージが加わります。脳が正常に働けなくなると、幻覚や幻聴といった症状が現れることがあり、それが患者さん本人を驚かせ、その恐怖から声をあげているのではないかと考えられています。
まとめ
お迎え現象は、約半数の方が経験されているというアンケート結果が出ています。
これだけの体験者がいる為、都市伝説ではなく、化学的・医学的に解明される日が来るのではないでしょうか。
また、身内が【お迎え現象】になった場合、死期が近いかもしれないと察し、
なるべく感謝の気持ちを伝えたり、好きな音楽を歌ったりするのが良いとされています。
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